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「勝沼ボトル」の使用基準は厳しく、毎年3月と8月に客員審査員も招いて審査会が開かれています。
1.勝沼町産の甲州種を100%使用(糖度基準あり)。
2.収穫した地区、栽培者や糖度を記載。
3.ワインの醸造過程を詳細に記す。
4.出品種を分析し、遊離亜硫酸は60ppm以下。
5.官能審査は20点満点で、12点以上で合格。
これはフランスのAOC制度に倣って、日本で最初につくられた品質と原産地を保証する制度と言えます。 |
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1975年に発足した甲州種の需給安定協議会が1993年に解散すると、1991年には12,000トンを超す収穫量があった甲州種の取引価格は一気に3割程下がり、栽培農家は大きな打撃を受けることになりました。
そこで立ち上がったのが当クラブで、産地勝沼を守るため、買取価格の値上げ交渉に入ったのです。買い手側が値上げを要求するという行動が、勝沼のワイナリー全体にいかに大きな影響を及ぼしたかは言うまでもありません。 |
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このワインパーティーは、当クラブが拘る“ホスピタリティー”をキーワードにして、勝沼の“風格”を、一つの理念として開催したものです。
タキシード姿でのお出迎え、新日本フィル首席奏者による演奏、ハム・チーズ・パンといった郷土の産物による食卓の演出などが行われ、ぶどうの丘のイベントホールが会場でした。 |
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クラブ発足の1987年に始められた新酒まつりは、毎年11月3日(文化の日)勝沼町ぶどうの丘を舞台にして行われました。各社が丹精込めて造り上げた出来立ての新酒ワインをお客様にいち早く楽しんでいただき、当年のヴィンテージの特徴を確かめ、また収穫の喜びを皆で祝う目的で行われているおまつりでした。
毎年のおまつりでは、参加費を支払いグラスとおつまみ付きで、クラブのメンバーやぶどう娘がグラスに注ぐ、各社の新酒ワインを味わうことが出来ました。
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このイベントは、普段は直接話をする機会があまりない、各ワイナリーのオーナーが直接お客様をご案内し、ワインを体験していただくことが出来るものです。
また、土曜日にはワイン談義も行われました。これは、講師による談義を通して消費者と生産者の交流の場を設け、問題点、評価点や改善点などを話し合っていく前向きな集まりで、ワイン業界で働く様々な講師を毎回招いて行いました。 |
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1998年に大ブレイクしたワインブームをきっかけに、ワインに興味を持つ観光客がワイナリー巡りをしたり、観光ぶどう園を訪れる機会もかなり増えました。
こうした状況下でワインを販売する地元の方たちからは、ワインの扱い方を学びたいとの声があがり、クラブ員が講師になりワインスクールを開催しました。 |
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2017年の厳選勝沼ワインを楽しむ会 |
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2006年に始まった当初は、日本ヌーボーを飲む会、と題していて、当時ボジョレヌーボー一色になっていた11月第三木曜日にこそ日本のヌーボーに注目して欲しいと開催を決意しました。
その後、厳選勝沼ワインを楽しむ会、と名称を変えて現在に至ります。勝沼産ぶどうだけで造った厳選ワインと、山梨の食材を使ったお料理との組み合わせを楽しんでいただくのが目的で、毎回メンバーが和服でお出迎えしています。 |
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勝沼ワイナリーズクラブは 1987年に結成されて以来、お陰様で今年で35周年を迎えました。
結成当初はメンバー皆、気鋭の若手醸造家だったのですが、今は歳を重ねて70代になったり、代替わりしたワイナリーもありますが、勝沼と甲州種への思いはずっと変わらず持ち続けています。 |
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