このワインパーティーは、当クラブが拘る“ホスピタリティー”をキーワードにして、勝沼の“風格”を、一つの理念として開催したものです。

 オーナー夫妻での出迎え、オーナー夫人の手作りオードブル、新日本フィルの首席奏者によるコンサート、ろうそく作家による照明、春の食卓に相応しい食卓の演出等、普段のワインづくりの作業とは、異なる異次元の創出でもありました。

 このワインパーティーは、ぶどうの丘イベントホールに於いて毎年4月に行われていたもので、現在は行われていません

(以下は当時のパンフレットから...)

 春の女神たちに捧げます...
 オレンジ色の太陽が、その果汁を西の空にこぼして去ると、ベルベットのように艶やかな春の宵が始まる。澄み渡るピアノの音色と心ふるわす弦の響き、美しい調べの余韻に包まれて、ワインボトルがつぎつぎに開けられていく。グラスに注がれるのは、ひと冬ぐっすり眠って目ざめたばかりの春のワイン達。とろけるようなチーズと生ハム、焼きたてパンが女神たちの宴を飾ります。


 勝沼ワイン振興のために、また勝沼に新しい文化が根付くことを願って誕生した手作りパーティ「春・萌芽」。ロマンティックな喜びのときを楽しみに、おしゃれをして素敵な男性を誘っていらして下さい。ぶどうの丘の芳ばしき宵に。

“日本ワイン発祥の地”の誇りを胸に...
 “チャン””とは、ボトルの胸に施されている加飾のことです。勝沼ワイナリーズクラブに参加するワイナリーのボトルには、同じチャンが付いています。それは、この地からフランスへ旅たち、日本へ新しい葡萄栽培技術とワイン醸造技術を伝えたふたりの青年の姿をシンボライズしたもの。100%勝沼産甲州種葡萄のワインにだけ許される品質の証です。

 
 勝沼ワインの素晴らしさをより多くの人々に知ってもらいたい。そんな情熱とワイン発祥の地の誇りを持つ若き醸造家たちによってつくられた勝沼ワイナリーズクラブ。

 自慢の美酒をあなたの舌で飲み比べて見てください。同じ葡萄からこれほど違う味と香りが生まれることに、きっと驚かれることでしょう。


郷土産物へのこだわり...
○チーズ 八ヶ岳の麓、小淵沢高原の澄み切った空気と水に育まれたチーズは、雪印乳業のチーズ研究所で熟成された逸品。特にこのパーティーのために選ばれた優等生たちです。
○生ハム 早川町産の良質の豚肉を、丁寧に仕込んでじっくりと寝かせ、早川町で育てた桜のチップで薫り高くスモークしました。ちょっと真似できない手作りハムの見本です。
○パン 日本の有名ベーカリーに選ばれたブレ・ドオールのパンは、原博信オーナーのお手製。こんがり、ふっくら、焼きたての香ばしさをそのままお届けします。


 萌芽   曽根崎保太郎 詩」
綿毛をかむり 夜明けの雫を抱いて 萌芽した 新しい賛歌
蘇るものへの 心くばりをするものを 僕は神と呼びたい
自然は その恩寵のかがやきの中で 確信のある時間を 
これから積むに違いない

             *ワインパーティーのパンフレットより抜粋


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